【マスターカードとVISAカード、そのイメージの違い】

  1. クレジットカード

知り合いのゴルフ選手がときどきゴルフウェアをおすそわけしてくれるのですが、

今回は襟元に
マスターカードのロゴが!

頂戴するゴルフウェアにはいつもこのような複数のスポンサーロゴが入っており、一部スポンサーロゴはワッペンタイプで綺麗に剥がせるようになっているものの、このマスターカードロゴはきっちり刺繍されていてなかなか格好が良いものです。

マスターカードの現行ロゴはフラットなレスポンシブデザインになっていますが、ダブルネーム、トリプルネームで使うスポンサーロゴはまだ古いままとのことでした。

ただ、立体感のないフラットな現行ロゴよりこの時代のロゴのほうが刺繍映えしそうなので、ウェア系はこのままのほうが良さそうです。

このロゴを見ながらふとマスターカードについて思いを巡らせていたのですが、私は結構な数のクレジットカードを保有してはきましたが、マスターカードを使った記憶ってほぼ皆無なんですよね。

そこで、ちょっとマスターカードについて考えてみようと思った次第です。

今はなきマイカルカード

これまで保有してきたクレジットカードのうち、ハサミを入れずに済んだカードは全てファイリングしてあります。その古いカードファイルを隅から隅まで見たものの、マスターカードはたったの1枚しかありませんでした。

私の唯一のマスターカードは、

マイカルカードです、懐かしい!!

もうマイカルカードなんて知らない人もいるんじゃないでしょうか。

そもそもマイカルカードってまだあるのかなと調べてみると、ポケットカードになっていました。「ポケットカードって消費者金融の三洋信販じゃん」なんて思っちゃいましたが、実際マイカルカードは三洋信販に買収されて子会社化されていました。

買収されたのは銀行を中心に激変の統廃合時代だったので、マイカルカードまではフォローできていませんでした。こんなことになってたんですね。


日本では不遇だったマスターカード

マスターカードって日本では不遇な環境にあると思っています。海外ではVISAと並び立つ両雄ではあるのですが、日本国内では三井住友カードという巨人がVISAの普及に物凄く貢献したため、マスターカードは添え物のような印象になっていました。

三井住友カードは

VISAのプラチナカードを発行できる数少ない会社でした。

今でこそ色んな会社がVISAプラチナカードを発行していますが、私が金融激変のまっただ中に身を置いていた時代には、VISAプラチナの発行権限が与えられた会社は数えるほどです。

米国企業以外で三井住友カードより早くVISAカードと提携したのはイギリスのバークレイズだけなので、その歴史の深さも垣間見えます。

三井住友カードはマスターカードも発行していますし、マスターカードのプラチナカードを発行する権限も与えられています。しかし、社の方針として徹底的にVISA推しです。本当に徹底しています。

今でも日本で発行されるVISAカードの7割が三井住友カードで、VISAジャパン協会のトップに就任するのは必ず三井住友カードの社長と決まっているため、そりゃマスターカードが不遇になるのも仕方ありません。

しかし!

群雄割拠だから面白いマスターカード

VISAと違ってマスターカードには、「マスターカードならココ!」という会社が存在しません。VISAの盟主である三井住友カード的な存在がいないため、それがかえって彩り豊かなマスターカードを演出しているように思えます。

たとえば!

サラ金系クレジットカード

マスターカードブランドにしかないクレジットカードで変わり種といえば、やはり消費者金融各社が発行していたクレジットカードが挙げられます。

ただ、過払い請求のあおりを受けて、クレジットカードの発行を止めてしまう消費者金融が相次いでしまい

現在でもまだクレジットカードを発行しているのは

アコムだけとなっています。

アイフルマスターカードや武富士のベネシアカード、そしてCFJのアイクマスターカードはとっくに終了しています。やっぱりこういう副次的サービスは業況に思い切り左右されますね。

アイフルと武富士は一回倒産しちゃってますし、

本業が大変なのにクレジットカードなんか発行してる場合じゃねえ!」って感じだったのでしょう。

コストコカード

あと、同じくマスターカードブランド限定でいうと、

コストコカードも面白いですよね。コストコは一応アメックスも使えるのですが、しかしプロパーのコストコカードとしてはマスター限定です。

海外のコストコだとVISAカードが使える国も普通にありますが、日本ではアメックスかオリコのコストコカードだけとなります。

設備投資削減か手数料削減かはわかりませんが、徹底したコスト削減の観点から2社だけになっているのでしょう。

さいごに

日本ではもうマスターカードとVISAカードの違いはないと言われてはいますが、それでも子細に見るとやはりまだマスターカードにはマスターカードの世界が確かに存在しています。

そして、こうしてあれこれ巡らせていると、マスターカードをもう一回取得しておこうか、なんて趣味的な考えが頭を過ぎってしまいます。

さーて、何にしよっかなー。

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