気まぐれで取得したダイナースプレミアムカードを適度に使っている日々ですが、先日、
重要なお知らせと称する封筒が届きました。さて何だろうと開けて見遣ると、ポイント還元率が半分になるという内容が目に飛び込んできます。
これが世に言う「改悪」か。とっさにそう感じました。
クレジットカードでBMWを購入するメリットが減ったサービス改定
サービス改定の案内をじっくり見ると、
・BMWを購入するときに使った分は還元率が半分になる
・BMWを購入するときに使った分は、BMWオリジナルグッズ(年間100万円以上)のサービス対象外
という二本立てになっています。
要するに、「BMWを購入するときにクレジットカードで決済するメリットをガクンと減らしましたよ」という案内です。さすがにどう頑張ってもこれを「改良」とは呼べませんが、これで浮いた分をどこか別のサービスに充当してもらいたいものです。
そういえば、クレジットカードの一括払いでは結構な融通が利くあのヤナセであっても、BMWに限っては、クレジットカード決済はBMW提携のBMWダイナースクラブカードしか使うことができません。
BMW銀行構想とロイヤルティマネジメント
ここでふと思い出されたのが、BMWが日本国内で銀行を立ち上げようとしていたBMW銀行構想です。BMWが顧客を囲い込もうと銀行設立を考えていたのですが、これが報道されたときにはちょうどトヨタも別のアプローチで金融機関「的」な何かをやろうとするんじゃないかと噂されていました。
銀行の一件に限らず、ベンツやポルシェなどとは違ってBMWは顧客ロイヤルティの囲い込みや管理が厳しめのメーカーです。本国からの管理も厳しいのでしょう。
正規ディーラーは勝手に中古車の価格を大きく下げて売ることもできませんし、正規ディーラーがカーセンサーやグーネットのような中古車サイトであまりに安く認定中古車を売り出すと、ピンポイントでBMWジャパンからクレームが入ることすらあります。
こういう状況ですから、車両決済に使用できるカードがBMWダイナースに限定されるのも仕方ありませんが、そのBMWダイナースのメリットが大きく薄れるのは寂しい限りです。
ちなみに
プロパーか否かを問わず、ダイナースのブラックカードについて少し調べるだけでも、これまで色んな掲示板で「サービス改悪!」と叫んでる人が必ずいました。
そのため、今回のお知らせを見て「ついに話題の改悪を味わえるのか」などと当事者意識を楽しみそうになりましたが、よくよく考えると、クレジットカードはどこも「改悪」という言葉が一種のトレンドワードのようになっているこの数年です。
私はディズニーに興味がなかったので気にしていませんでしたが、JCB THE CLASS(ザ・クラス)のディズニー特典が大幅に削減されたときは、口コミ掲示板が大賑わいでした。クラブ33についてはたしかに、ディズニー大好きな人たちからすれば一大事です。
こういう時代だからまあ仕方ないのかなと思えるので、まだこの程度の改悪は許容範囲内です。さすがにBMWダイナースでBMWが決済できなくなるような改定は勘弁願いたいですが。
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