学士会ダイナースクラブカードの記憶
軽い読み物でもあるクレジットカード各社の季刊誌すら
未開封のまま積ん読状態になりがちな私ですから、
時にヘヴィーな
学士会会報ともなると
手つかずなのも当然です。
時間があるときの読み物としては面白いんですけどね、なかなか…。
そして、この学士会会報を見てふと、
「そういえば会報の巻末によく学士会ダイナースとか学士会シティカードの広告があったっけ」と記憶がよみがえってきました。
アメックスやVISA、JCBに比べて圧倒的に会員数が少ないダイナースクラブカードなのに、ダイナースに輪をかけて閉鎖的な学士会と提携しちゃって、これに申し込む人はかなりの物好きだろう、そう思っていた広告です。
とっくに終了していた学士会カード
ということで、
さっそく封を開けて
会報を取り出し、
巻末の広告をチェックするのですが、
昔からある自費出版や結婚相談(婚活)の懐かしい広告はあるものの、どう探しても学士会クレジットカードの広告が見当たりません。
そこで、ネットであれこれ検索して調べると、学士会カードは2011年頃に終了していました。
昔の学士会会報は段ボールに詰めて実家に送ってしまったため、手元にある2011年以前の学士会会報となると、
2008年のこれ一冊しかありません。「團藤重光」「豊田章一郎」「國松孝次」らの並びが面白くて何となく手元に置いてあるだけの一冊です。
ただ残念ながら、この号には学士会カードの広告はありませんでした。
私の記憶が確かなら、学士会ダイナースや学士会シティカードだけでなくマスターカードの広告もあったように思うのですが、それはまた帰省時に確認して持ち帰ることにします。
学士会会員証に思う
会報の最新号には学士会会員証も同封されていたのですが、
「キリトリ線に沿ってお切りください」という自分で切る仕様と
「会員番号と氏名は自署」というアナログ風味は健在でした。
このペラペラの会員証を見ていると、各種学士会クレジットカードが終了してしまったのも何となくわかる気がします。
ペラペラさせながら考えていたのですが、学士会という組織の持つ訴求力が弱いんですよね。
今60歳前後で大卒の人たちにとっては、学士会だとか旧帝大だとか旧三商大だとか旧六医大という話は凄く響くのかもしれません。
ただ、今の時代に旧帝大という括りはクラスタとして大きすぎるし、何をするにしても旧帝大以外でそこそこの選択肢は現れつつあるので、やはり旧帝大としての訴求力は薄れているのでしょう。
私が割とお堅い会社に勤めていたときも、各大学ごとのゆるい集まりは結構ありましたが、旧帝大の集まりなんてまずなかったです。
まだ旧帝大内の大学単位でダイナースを作ったほうが長続きするのではないでしょうか。
ということで、大学ごとのダイナースを期待しましょう!
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